うつ病の多くはストレスからくるとされていますが、医師の検査や診断、薬の処方を受けてもストレス解消にはつながらないのでしょうか。

その当たりをお話ししましょう。

■ストレス緩和に直結した薬。

うつ病は心の病気、必ず治る病気とされていますが、症状の出方やうつ病になった原因はそれぞれです。

相談者の問いにあるように、確かに医者はストレス解消につながるような特効薬を処方してくれるわけではありませんが、抗うつ剤やそれに関連した薬の処方は、ある意味で本人が抱えているストレスの緩和にも直結したものです。

また検査を受けてうつ病だとわかったら、そこから先は医師と患者の共同作業です。

改善に向けてともに努力をしていくもので、薬を処方してもらうだけが医師の役割ではありません。

■心療内科の医師の役割。

医師の役割には4つあります。

1つは本人がうつ病であるかどうかを検査し判定すること。

2つめは、原因を聞き出してその根本である生活習慣や心の向け方についてアドバイスすること。

3つめが適正な薬を処方すること。

4つめが患者のその後を見守り、必要に応じて再検査・問診などを行うことです。

薬を処方してくれてもストレス解消にならないというのは一面だけを見た患者の勝手な思い込みです。

■患者としては心療内科の医師の役割を良く理解し、積極的に医師のアドバイスを受けながら改善に努めていくことが義務でもあります。

患者と医師はうつ病改善に向けた共同作業のチームのような関係にあります。

患者はそれを良く理解し、焦らずに向き合っていきましょう。

うつ病の検査後は、ほとんど薬の処方に終わりますが、変化があったら自分から積極的に報告すべきです。