うつ病は誰もがかかる国民病とも言われていますが、内科での受診では適正な検査ができません。

うつ病の正しい認識と対処についてお話ししましょう。

■うつ病は誰もがかかる病気。

疑わしいときは迷わず受診。

うつ病患者やうつ病予備軍と言われる方々は、10年後には日本の総人口のうち4分の1を占めるようになると言われています。

そうならないためのブレーキとなるのが、「早期発見・早期治療」です。

うつ病の早期発見というのは、できるだけ早く検査を受けることです。

最近になって物忘れが激しくなった、出かけるはずだった用事をすっかり忘れて、待ち合わせ相手から叱られたことが複数回あるといったような人は、自己判断せずに心療内科のクリニックか精神科のある病院に行って検査を受けましょう。

■早い検査ほど改善が早くなる可能性があるとの認識を。

早期の治療が必要と言われる理由にはいくつかありますが、その1つが、投薬治療による効き目が早いことです。

さらに早期の検査でうつ病がわかれば、環境改善など必要な措置もスムーズに取れます。

そうすることでうつ病からの立ち直りが早くなり、改善に向かうスピードも速まります。

調子が悪いと感じてから2週間後にクリニックでうつ病の検査を受けた人が、正しい治療と環境改善によって数週間でうつ病を解消させたという事例もあります。

発見から検査までが長くなるほど、回復が遅れます。

■自己診断でうつ病の検査を先延ばしするのは危険です。

自分を含め家族にその兆候があったら一刻も早く受診しましょう。

うつ病は必ず治る病気とされています。

しかし発病から早い時期に改善に向かうかどうかは、初診(検査)までの期間がどれほど早かったかによります。

対象が自分であるなら迷いを捨てて、家族や身内であるなら粘り強く説得して検査を受けてもらいましょう。